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原作
- 白浜 鴎
- 「とんがり帽子のアトリエ」(講談社「モーニング・ツー」連載)
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監督
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渡辺 歩
監督渡辺 歩大好きな原作をアニメに仕立て皆さんへお届けする。これ以上の興奮と喜びはありません。
映像化にあたり改めて読み返すと、初めて本を開いたワクワクが蘇りました。描く苦しみと喜び。作中のキャラクターと自分の気持ちが重なり深く没入する感覚。多くのファンが支持する理由を熱く感じ、それを共有できるアニメにしたいと強く思いました。
「魔法」を扱う作品は数多ありますが本作の魔法はとても身近なものとして描かれています。人の生活に寄り添うかたちで存在する「魔法」。ファンタジーを理由に飛躍をし過ぎない絶妙なバランスが本作の面白さだと思います。漫画は「ないこと」を「あること」として描けますが、実は「あること」の為に「ないこと」を丁寧に描く事が必要です。それによって「あること」の実在感に結び付けるのです。アニメも同じです。
本作の主人公のココは「ないこと」の代表です。ココと一緒に皆さんにも「あること」として魔法を感じていただけたら嬉しいです。ココやアトリエの仲間が皆さんの本当の友達に感じてもらえることがアニメに託す密かな目標です。
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副監督
- 篠原 准
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シリーズ構成
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瀬古浩司
シリーズ構成瀬古浩司新鮮で滋味たっぷりの食材を確かな技術で手間暇かけて作った良質な料理のような漫画――これは僕がTVアニメ『とんがり帽子のアトリエ』の脚本を書いている時に感じていたことです。
そのようにして作られた料理はただ優しい味というだけではなく、時にピリッとしたスパイスが効き、時に苦味や渋味や甘酸っぱさが口の中に広がり、時に挑戦的な一皿が出て来る。
それこそがこの漫画だけが持つことのできる特別な“良質さ”を作り出しているのではないかと思います。
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キャラクターデザイン
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うなばら海里
キャラクターデザインうなばら海里本作のキャラクターデザインを務めるにあたって改めて原作を読み返した時、自分の内にあった「アニメーション」に対する気持ちがストーリーの随所で深く重なり、涙を堪えたことを覚えています。
誰もが一度は抱く「魔法」への憧れや華やかさだけでなく、「魔法」を実際に扱う人の責任や苦悩まで丁寧に描かれているのが本作の魅力です。あなたにとっての「魔法」とは何か。それを踏まえて、全てのキャラクターの生い立ちや感情に寄り添って、愛情を込めて描かせていただきます。できるだけ多くの方に楽しんでいただけたら幸いです。
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美術監督
- 後藤亮太
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色彩設計
- 中野尚美
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撮影監督
- 北岡 正
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音楽
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北村友香
音楽北村友香この度「とんがり帽子のアトリエ」の劇伴作曲家としてお声掛けいただき、驚きとともにこの作品の美しい世界観を音楽で彩れることへの大きな喜びと緊張感を感じています。
ココたちの生きる日常、魔法の仕組み、個性豊かな生物たち…世界観や美術だけではなく、魔法への憧れや葛藤をはじめ、それぞれのキャラクターが持つ複雑な感情の描写もとても魅力的だと感じています。そんな作品の魅力が輝くような音楽づくりを目指したいです。
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ココ
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本村玲奈
ココ本村玲奈ココ役を演じさせていただきます、本村玲奈です。
ページをめくるたびに幼い頃の些細な日々の出来事や、夢への「憧れ」の気持ちが蘇りました。ココに自分を重ね、夢中になりました。役が決まった瞬間は、声よりも先に涙が溢れるほど嬉しかったです。白浜鴎先生が描く魔法の世界が最高のアニメに仕上がっています。
私も全力でココを演じました。1人でも多くの方に届きますように。
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キーフリー
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花江夏樹
キーフリー花江夏樹優しさの中に憂いを帯びた眼差しと、どこか謎めいた雰囲気を持つキーフリーという重要な人物を演じられることを光栄に思います。
また、事務所の後輩である本村さんがココ役を務めており、現場でも師弟のような関係性で収録できたのではないでしょうか。
白浜先生が描く幻想的で美しい世界が渡辺監督の手で素晴らしいアニメーションになっています。オンエアをお楽しみに。
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監督をはじめ制作に携わってくださっている皆さんは作品の理解度がとても高く、より深く世界観を掘り下げてくれています。
『とんがり帽子のアトリエ』は魔法と魔法使いの物語ですが、紙に描いた絵が生き生きと動き出すことこそ、まさに魔法と言えるでしょう。
大勢の魔法使い達の技術と情熱が合わさって産み出されるアニメという魔法、私も皆さんと一緒に楽しみにしながら待ちたいと思います。